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ロノは平和と農業、豊饒の神で、農業に関連する気候や天気もつかさどるとされています。
豊饒といえば、古代ハワイ最大の行事、収穫祭マカヒキの主神もロノです。 |
創世神話とハワイ四大神の出典・参考書籍 (順に書名、著者名、発行者。クリックで紹介ページへ)
HAWAIIAN MYTHOLOGY、M.W.Beckwith、Univ of Hawaii PressTHE KUMULIPO、M.W.Beckwith、University of Hawaii Press
HAWAIIAN LEGENDS OF OLD HONOLULU、Westervelt、Tuttle
HAWAIIAN LEGENDS OF GUARDIAN SPIRITS、Caren Loebel-Fried、UHPress
Hawaiian Antiquities(1903:Moolelo Hawaii)、David Malo - N.B.Emerson、
FOLKTALES OF HAWAII、Mary Kawena Pukui、Bishop museum Press
KEAOMELEMELE、Moses Manu - Pukui訳、Bishop museum press
More Hawaiian Folktales(1923)、Thomas G.Thrum、
Kepelino's Tradition of Hawaii(1932)、Kepelino - Martha Beckwith、
南島の神話、後藤明、中公文庫BIBLIO


仕事以外は全部中止になったといいます。
を約束してカヒキ(ハワイの人々の伝説の故郷)に 旅立ちました。
残された人々は、「ロノの帰還=豊饒の約束」と見て、 ロノを主神としてマカヒキをはじめたのだそうです。
キャプテン・クックがはじめてハワイ島を訪れたとき、クックがロノ神に間違われて 住民から崇められてしまった、という有名なエピソードがありますが、
クックが 乗ってきたレゾリューション号(左)を見るとわかるように、帆のかたちというのは ロノマクアそのまま、
いわば船中ロノマクアだらけだったわけで、住民がロノの 再来と勘違いしたのも頷けます。
ロノのキノラウ(化身)の1つは豚であったとされています。
豊饒の象徴なのかも しれません。また別のキノラウはククイの木でした。これは、ククイの葉が、
豚の 耳に似ていることによります。
ちなみに、「ハワイの神話と伝説サイト」のトップページにも使用している、 マスクをかぶった古代のハワイ人の絵が
あります。イプ(ひょうたん)をベースとして カパのひもを垂らし、頭にウキ(スゲの葉)をあつらえたマスクですが、
このマスクは武装のためというよりは、ロノに関連する行事のときにかぶられていたものだそうです。
現代のフラハラウでもロノに捧げるフラを踊るときにはマスクをつけることがあるといいます。 