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FXを楽しむための小ネタ集

ハワイの神話と伝説~神話伝説ライブラリー~太平洋全般の神話

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MYTHS AND LEGENDS OF THE POLYNESIANS J.C.Andersen, Dover Publications, ISBN 0-486-28582-0,1995, $12.95
1928年にロンドンで出版されていた本の復刻版。
ヒナやタンガロア、ペレやマウイなどポリネシア・ハワイで有名な神話の神々について全14章、およそ500ページにわたって詳細に記述されている。
参考書ではなく、あくまでも読み物としての体裁をとっており、時間をかけてじっくりと
読んでみたい本。時代を感じさせる写真や絵画も豊富。
マオリ神話 アントニー・アルパーズ編著、井上秀明訳、サイマル出版会、ISBN4-377-20590-3、\2300 
原著は。「MAORI MYTHS & TRIBIAL LEGENDS」という、ニュージーランドでベストセラーにもなった本。
内容は、ランギとパパの創世神話からはじまり、「マウイの神話」「チニラウの神話」「タファキの神話」などの英雄神話が中心。マウイ神話のモチーフは、ハワイをはじめ全ポリネシアで共通に見られるが、マオリ神話でのマウイ伝は、ハワイのそれに較べると大変粗野で粗暴なようだ。
神話の出自の確かさ、という点でも定評のある本。
ハワイ・南太平洋の神話  後藤 明、中公新書、ISBN4-12-101378-6, 1997/09初版、\660
ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの神話を総合的に解説。
ハワイに関しては、クムリポについての解説と、ペレ神話の一部の紹介くらい。
日本の神話と対比しているところもあって面白い。
LAND OF THE LONG WHITE CLOUD Kiri te Kanawa. Pavilion Books
書名は「アオ・テア・ロア」(現在のニュージーランドを示すマオリ語)の英訳。 マオリの血をひく世界の歌姫、キリテカナワがマオリ神話を絵本風にまとめた本。マウイの神話などは、ハワイと同じものもあり、違うものもあって面白い。
Legends of Micronesia 1 Text by Eve Grey, Illustrated by Tamen Larsen, 米信託統治領教育局刊、1951
  ミクロネシア各国の独立前、まだアメリカの信託統治領であった頃に収集・刊行された伝説集。
ミクロネシア地域全般にわたって、「動物と鳥の伝説」6話、「少年と少女の伝説」6話、「精霊と巨人の伝説」4話、「親と子供の伝説」9話が収録されている。ほとんど全ての伝説に、対応するイラストが添えられているのも見て楽しい。
子供向けの本だとは思うが、これだけまとまったかたちで伝説が読める貴重な本。
Legends of Micronesia 2 Text by Eve Grey, Illustrated by Tamen Larsen, 米信託統治領教育局刊、1951
 上記の続編。特にジャンル分けせず、ミクロネシア地域の解説と、マーシャル諸島での伝統航海術の解説の後、全部で36話が紹介されている。「エテオ」「テルケレル」などの英雄譚もあり。
上記共に50年も前の本ではあるが、今でもアメリカの古書店(Amazonのzshop経由など)で容易に入手可能。
Never and Always Gene Ashby + Students of CCM、Rainy Day Press、ISBN0-931742-11-0、1997、$9.95
 サブタイトルは「Micronesian Legends, Fables and Folklore」(ミクロネシアの伝説・寓話・民話集)。
ミクロネシア連邦ポンペイ(ポナペ)島の、ミクロネシア・コミュニティ・カレッジの学生59名によって収集され、1983の初版後、版を重ねている本。書店の無いポンペイではあるが、観光局・ホテルなど様々な場所で販売されている。
パラウ共和国、ミクロネシア連邦共和国、マーシャル諸島共和国のそれぞれから全部で89話が、「1:島々と人々の起源」、「2:珊瑚、海、地形の起源」、「3:習俗と技術に関する話」の3つのジャンルに分けて紹介されている。
題名の「Never and Always」は、Gottfried Bennの詩集「Palau」からの借用、とのこと。
Bwebwenatoon Etto Dirk H.R.Spennemann監修 マーシャル諸島共和国政府刊、1992、$17.00
 マーシャル諸島共和国政府が、首都マジュロにあるAlele博物館の協力で刊行している、「Marshall Islands Culture and History」(全6部)シリーズの第5部、「Marshallese Legends and Traditions」(マーシャルの伝説と伝統)がこの本。
このシリーズが刊行されたのは、マーシャル諸島はあまりにも急激にアメリカ化(文明化)されたために、古来の伝統や伝説が受け継がれることなく滅びつつあり、それを少しでも食い止めるため、文字にして残しておきたい、という切実な動機によるらしい。
収録されている内容は、主としてEbon島とAilinglaplap島起源のもの。上記、「Legends of Micronesia」と重複している話も多い。Amazonなどの書店では取り扱っておらず、購入にあたってはAlele Museumに直接オーダーする必要あり。
ミクロネシアの民話 ロジャー・ミッチェル著、古橋政次訳、大日本絵画、1979、\1800(当時)
 全部で71話の伝説を、「起源説話」「動物説話」など12のジャンルに分類して紹介している。人間関係・親族関係にまつわる説話が多いのが特徴か。巻末に、関 敬吾氏による、日本の伝説との対比一覧もあって面白いが、結論から言うと「あまり関連性は無い」ようなかんじもする。
 
MICRONESIAN LEGENDS Bo Flood
ここでいうミクロネシアは、広い意味でのミクロネシア。マリアナ諸島やパラオ、マーシャル諸島も含めて70話以上の話を収録。それぞれの諸島ごとに創世神話があるのが面白い。
MARIANAS ISLAND LEGENDS Bo Flood
マリアナ諸島(グアムやサイパンなど)の神話伝説と、不思議な伝承、怪談まで色々収録されていて面白い。言語としてはチャモロ語とカロリン語が登場する。
MARSHALL ISLAND LEGENDS AND STORIES Daniel Kellin
マーシャル諸島共和国は、ミクロネシアの東端、大きくはラタック諸島とラリック諸島に分かれる。この本では各諸島の島ごとに集めた神話・伝説を収録。英雄エタオは、この本ではレタオ。
UPON A STONE ALTAR David L. Hanlon、University of Hawaii Press、ISBN 0-8248-1124-0、$32.95 
 STONE ALTAR(石の祭壇)とは、ミクロネシア連邦共和国の首都パリキールのあるポンペイ(Pohn-Pei)の英訳。
サブタイトルに「A History of the Island of Pohnpei to 1890」とあるように、ドイツ・日本・アメリカなどの文化が流入する以前、古代の歴史から、主としてスペインとの確執を詳細に記述している。
第4章「God versus Gods」では、土着の信仰(Gods)に対してキリスト教(God)がどう影響を及ぼしていったかが描かれている。他の南太平洋諸国同様に、もともと外来の宗教に寛容な人々が、どういう気持ちで「文明化」を受け入れていったか、受け入れざるを得なかったか、など深く考えさせられる本。
また、「ポンペイ語」で出版されている書籍はほとんど無いにもかかわらず、この本の冒頭で、ポンペイ語の「綴り」と発音についての解説も付いているのが面白い。
Pacific Island Legends Bo Flood他著、Illlustrated by C.J.Adams、Island Book Shelf、ISBN 157306078X、1999、$14.95 
 ミクロネシアの神話伝説で紹介した「From the Mouse of the Monster EEL」の著者Bo FloodとBeret E.Strong、William Flood(夫?)の共著。サブタイトルに「Tales from Micronesia, Melanesia, Polynesia, and Australia」とあるように、南太平洋全般から集めた44の神話・伝説を、Connie J.Adamsの魅力的な版画を添えて紹介している。
また、各神話伝説のそれぞれには、その地域の歴史的背景なども添えられていて勉強になる。実際、教科書として採用している国もあるようだ。
Pacific Island Legends Teacher's Guide Bo Flood他著、Illlustrated by C.J.Adams、Island Book Shelf、ISBN 1573061034、1999、$14.95
 これはちょっと珍しいかもしれない、上記の「Pacific Island Legends」を教科書に見立てたときの「教師用ガイド」。
上記の44の神話・伝説それぞれについて、Summary、Questions、Activityが書かれている。例えばグアムの島喰い怪獣を女性達が協力して退治した伝説について、「現在でも、怠惰なことが招く災いとしてどんなことがありますか?」など。地域別の分類と、内容分野別の分類のクロスリファレンスがあるのもわかりよい。南太平洋全般の神話伝説入門としては、上記と会わせて超オススメ。
オーストラリア・ポリネシアの神話・伝説 松村武雄編、世界神話伝説大系21/名著普及会、1928年初版、1980年改訂版第1刷
 昭和初期に刊行された世界神話伝説大系の復刻刊。オーストラリアの神話伝説として45話、ポリネシアの神話伝説として42話が紹介されている。
全般に、あまり整理されておらず、思いつくままに収録されているかんじも受ける。ポリネシアの神話などは結構体系的になっていると思うのだが、収録順はランダム。各神話伝説毎に収録地が記載されているのが唯一の助けか。
メラネシア・ミクロネシアの 神話・伝説 松村武雄編、世界神話伝説大系22/名著普及会、1928年初版、1980年改訂版第1刷
 上記と同じ、昭和初期に刊行された世界神話伝説大系の復刻刊。メラネシアの神話伝説として63話、ミクロネシアの神話伝説として11話が紹介されている。
全般に、あまり整理されておらず、思いつくままに収録されているかんじも受ける。ミクロネシア系の神話伝説自体があまり体系的でなく、即物的なものが多いため、こうなるのかもしれない。各神話伝説毎に収録地が記載されているのが助けか。
南島の神話  後藤明著、中公文庫BIBLIO、ISBN4-12-203987-8、2002年
日本語で読めるほとんど唯一のハワイ神話の本と言ってよい、「ハワイ・南太平洋の神話」の著者、後藤明先生の著作。
ポリネシア、ミクロネシア、メラネシア全域に渡って、いくつかの視点からダイジェスト版の神話が紹介されている。特筆すべきは、ハワイの創生神話「クムリポ」の全日本語訳が紹介されていること。
(もっとも、全2102行のうち、固有名詞が羅列される中盤の800行は省略されてますが)
VOICES ON THE WIND Katharine Luomala. Bishop museum press
ポリネシア全域の神話を紹介している本。文体も美しく、この本自体も有名なものなのだが文学的表現が多彩すぎるので、読みこなすのはなかなかしんどい。