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ホロホロコラム

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FXを楽しむための小ネタ集

ハワイの神話と伝説~ホロホロコラム~ハワイ州立図書館の話

(2004.3.27)

ホノルルのダウンタウン、イオラニ宮殿のすぐ東側に重厚な白亜の建物があります。 その静謐な外観は、歴史的建造物の多いこの地域にとてもよくマッチした、落ち着いた雰囲気をかもし出しています。

開館は朝8時または9時ですが、早く来て開館を待つ人々も、あたりの気持ちよい空気に包まれて、時には鳩と遊びながら、 待ち時間そのものを楽しんでいるように見えます。

ハワイ州立図書館本館正面
朝の開館を待つ人々

ここはハワイ6島50ヶ所に展開しているハワイ州立図書館(HSPL:Hawaii State Public Libray)の本館で、 ハワイ大学図書館と並んで、ハワイ関連の書籍について、収蔵していない本は無い、といっても過言ではないところです。

ハワイ各地にある分館のほうにも、それぞれハワイアナ(ハワイ関連書籍)のコーナーがありますが、本館のそれは群を抜いて充実しており、 ハワイアナだけで1つの大きな独立した部屋になっていて、開架・閉架それぞれに膨大な書籍が収蔵されています。

近年、この部屋は、ハワイを代表するハワイ・ネイティブの学者、サミュエル・カマカウの名を関して、「Samuel Makanikalau Kamakau Room」と名づけられ、部屋の目立つ場所にカマカウの肖像画が懸けられています。

Hawaii and Pacific Sectionの建物 図書館内:奥の肖像画がカマカウ

開架の閲覧は誰でも無料で自由にでき、そこにある書籍を眺めているだけでも色々と楽しい発見があるのですが、ハワイ王国時代の貴重な 本などは、だいたい閉架のほうに収容されていることのほうが多いようです。閉架の本を出してもらうには、図書カードを作ってもらう 必要がありますが、Social Security Numberを持たない外国人旅行者でも、10ドル払って手続きをすれば3ヶ月有効なカードを作成してもらえます。日本の図書館と 同様、本の借り出しも可能ですが、旅行者の場合どうやって返すかはちょっと工夫が必要ですね。

図書館利用カード

とにかくこのカードをカウンタに預け、カードと引換えに閉架から図書を出してもらいます。また、極めてレアな本はカードだけでなく、 パスポートなども人質として差し出しておく必要があります。面倒なようですが、たったこれだけのことで、恐らく世界に 何冊も残っていないような、バイロン卿のサンドイッチ諸島訪問記などを手に取ることができるのです。極めて開かれた 図書館というべきではないでしょうか。

また、もう1つ便利な点で見逃せないのは、全ての蔵書をインターネットで検索できることです。日本にいながら、在庫があることを 確認できることはもちろん、同じ書名の本でも、再版されているものは各版全て収蔵されているようですので、その本にどのくらい 再版があったのか、という変遷を知ることもできます。

正確な蔵書数は不明(合衆国の州統計でも不明、と出てくる)ですが、検索にヒットしてくる数から推定するとハワイ大学図書館のほうが 蔵書数は多いようです。ですので、再版などの変遷については、大学図書館のほの検索システム(こちらもインターネット公開しています)を 利用したほうが精度は高いかもしれません。
しかし、大学図書館のほうは原則として学生・教職員など関係者のみに利用を限っているようで、私のような一旅行者にとっては、 州立図書館のオープン性はとてもありがたいものがあります。

閲覧室にはコピー機が数台あり、セルフコピーですが、1枚15セントでコピーを取ることも可能です。先日行ったときにはここで100ドル 近くもコピーしてしまいました。2003年に実施された顧客満足度調査で、なんと81%の回答が「Excellent」または「Good」であった(「HOLO I MUA」という州立図書館月報による)というのもうなずける、素晴しい図書館です。ハワイに泊まる際はぜひハワイ州立図書館へ立ち寄ってみて下さい。

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■ハワイ歴史協会
HSPLのすぐ近く、ミッションハウス博物館と同じ建物の中にHawaiian Historical Societyという伝統ある歴史学会と、その図書館があります。

こちらの図書館も、蔵書の数は多くは無いもののなかなか充実した品揃えで、HSPLで閉架に収蔵されている本が無造作に開架のほうに 並んでいたりします。また、主として19世紀に収集されたハワイの神話伝説関連のハワイ語草稿もたくさん収蔵しているようです。

残念ながらデータが電子化されていないようで、検索は昔ながらの木箱に入った図書目録を手繰って行います。また、利用にあたっては 料金は不要ですが、入館記録やら誓約書やらなにやら色々と書かねばならず、結構面倒なのは確かです。

<ミッションハウス博物館> <とても気さくなHHSの職員>

入館記録を見ると1日の利用者は僅か数名程度のようで(私が入ったときも私だけ)、そのわりに職員は3人もいて、入れ替わり立ち替わり 色々と世話を焼いてくれるのは、ありがたいような鬱陶しい(失礼!)ような微妙なところです。コピーを取るにはまた別の秘書のような 女性にお願いして1枚25セントで取ってもらいます。営利団体ではないので構わないのかもしれませんが、 人件費は大丈夫か?と余計な心配をしてしまいます。。。