(2006.10.20)

ハワイの切手について色々書きながら、「Hawaiian Stamps」という本があるということをつい先日まで知りませんでした。(下図)。初版が1987年、第2版が1994年です。第2版が出てからすでに12年経過しており、もはやamazonで買うこともできませんが、ハワイ古書店事情でご紹介したKohala Bookshopで普通に新刊として購入できました。

ISBN 0-916630-64-1, by Emmett Cahill, ORCHID ISLE PUBLISHERS, $12.95

全124ページの内容は、前半が解説書、後半がカラー写真ページになっており、前半は、

(1)王朝時代~暫定政府~共和国政府の、それぞれの時代に発行された切手の解説と、
   歴史的背景の解説
(2)葉書や郵便書簡、収入印紙や小包印紙の紹介
   マウイ島で走っていた「カフルイ鉄道」で行っていた運送業務用の郵便小包
   切手なども紹介されています。
(3)合衆国領になってから、ハワイをテーマとして発行された切手の紹介
   
(4)諸外国での、ハワイをテーマとして発行された切手の紹介
   日本(大日本帝国時代と琉球郵便含めて)のハワイ切手も3種類紹介されています。
(5)各切手の取引相場価格一覧。
   1970年、1980年、1995年の3つ分がついています。
   ハワイ最初の切手は新品状態で50万ドル!という値が付いています。
(6)DPO(Dead Post Offices)の解説
   現在では残っていない郵便局と、その消印の解説です。
   溶岩流に沈んだカラパナ郵便局なども紹介されています。

溶岩流に沈んだカラパナ局の消印
裏表紙は851年~1900年の間に存在した郵便局地図です


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