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■ククイ |
ハワイの伝統植物の出典・参考書籍 (順に書名、著者名、発行者。クリックで紹介ページへ)
STORIES OF OLD HAWAII、Roy Kakulu Alameida、Bess PressHAWAIIAN LEGENDS OF GUARDIAN SPIRITS、Caren Loebel-Fried、UHPress
ANCIENT HAWAII、Herb kawainui Kane、Kawainui Press
RESOURCE UNITS IN HAWAIIAN CULTURE、D.Mitchel、Kamehameha school press
HAWAIIAN MAGIC AND SPIRITUALITY、Scott Cunningham、Lewellyn Publications
ハワイの自然、清水善和、古今書院
ハワイの花300種ガイド、武田和男、朝日新聞社
ハワイ・ブック、近藤純夫、平凡社
ハワイアン・ガーデン、近藤純夫、平凡社
IN GARDENS OF HAWAII、Marie Niel、Bishop museum press
HAWAIIAN HERITAGE PLANTS、Angela Kepler、UHPress
PLANTS OF OLD HAWAII、Lois Lucas、Bess Press

ハワイ州の州木です。ククイの種子には50%もの油分があり、灯油として利用されてい ました。ラハイナが捕鯨船基地として栄え、鯨油が灯油として利用されるまではククイ
が 主流だったのです。英名のキャンドルナッツという名もその性質を示しています。
コウは非常に育つのが速く、高さも10mくらいまですぐ育つので、家に日陰を与えるために植えられることも多かったようです。幹の加工も容易なことから、食器はコウで作ら
れることが多く、また、コウの葉からは茶色の染料を得ることができました。
ミロの実はココナツと同様に耐水性があって長期間海を漂うことができます。という理由もあって、海岸近くで見かけることが多い木です。高さは13m、直径60cmという大
きな木に育つので、海岸沿いの家はミロの日陰に家を建てたりもしました。
ハウの、ゆるやかに曲がっている枝が、そのままのかたちでアウトリガーカヌーのブーム(カヌーとアウトリガーの「つなぎ」)に利用されました。小さい枝は斧の柄や、マッサ
ージの棒とか、軽量の槍、凧の構造材などさまざまな用途に使われました。