アフプアアとは、古代ハワイのもっとも基本的な土地利用単位であり、生活の単位であり、
社会経営の単位でした。アフプアアは、山頂から川の上流、河口までを含んだ、ピザを分
けたようなかたちをしており、飲み水、食料(海の幸や山の幸や家畜)、建築資材、衣服
の素材、装飾品まですべてその中で生産・消費できるという、生態的には全く無駄のない、
「きちんと閉じた」体系だったのです。アフプアアの実際の面積は40ヘクタールくらい
の小規模なものから、4000ヘクタールにも及ぶ大規模なものまでさまざまでした。
アフプアアの語源は、アフ(台、祭壇)+プアア(豚)ということで、アフプアア同士の
境界線上に、豚の頭をかたどったククイの木の像が置かれていたことによります。(右図) |
アフプアアの出典・参考書籍 (順に書名、著者名、発行者。クリックで紹介ページへ)
RESOURCE UNITS IN HAWAIIAN CULTURE、D.Mitchel、Kamehameha school pressTHE AHUPUA'A、、Kamehameha school press
LEGACY OF LANDSCAPE、Patrick Kirch、UHPress
ANCIENT SITE OF HAWAII、Van James、Mutual
ANCIENT SITE OF MAUI,MOLOKAI and LANAI、Van James、Mutual
HAWAIIAN MAGIC AND SPIRITUALITY、Scott Cunningham、Lewellyn Publications