ペレの系譜

女神ペレの両親は誰?
ペレの出自については、さまざまな説があるようです。中には、ペレは火の女神ではなく、水の女神とする説(Kepelino, Thrum他)すらあるようですが、ここでは、わりと一般的に語り継がれている、EmersonやFornanderの説に従って話を進めます。

まず、母親は、ハウメア(Haumea)。地母神(大地の神)とされています。ハウメアにはたくさんの夫がおり、最初の夫は世界を作った神ワケアだともいわれています。ワケアとパパは対の夫婦神としてさまざまな神話に登場してきますが、ハウメアはパパと同一人物ではないかとも言われています。 ただし、ペレたちを産んだときのハウメアの夫はワケアではなく、カネホアラニという男神とされています。

ペレの兄弟姉妹たち
ペレには多くの兄弟・姉ペレの系譜妹がいます、主要な3人は以下のとおりです。

 1)カモホアリイ(Ka-moho-alii):長兄。鮫の王。ペレに対する面倒見が良く、危機になると現れて海上脱出を助けてくれるという頼もしい神です。

 2)ナマカオカハイ(Na-maka-o-ka-hai):長姉。ペレとは三角関係のもつれから血みどろの戦いを繰り広げ、結局ペレを殺してしまったといわれています。ちなみに、ナマカオカハイはハウメアの胸から生まれ、ペレは脚から生まれたそうです。

 3)ヒイアカ(Hii-aka):末妹。卵から生まれた(!?)、美しいヒイアカ。ペレの言いつけを素直によく聞き、それでも誤解されて攻撃されたりもしますが、実にけなげな性格です。実はヒイアカなんとか、という名前のペレの妹は8人もいるのですが、もっとも有名な末の妹のヒイアカ・イカポリオ・ペレ(ペレの胸に抱かれたヒイアカ)が、一般に「ヒイアカ」として呼ばれているようです。

その他のおもしろい言い伝え
ペレの父親を4大神の1人、カネとし、母親を、あの半神マウイの母として有名な月の女神ヒナとする説があります。この説によれば、ペレにはワヒオロアという夫がいたのですが、彼がペレの妹と駆け落ちしてしまい、2人を追ってペレは南の島からハワイ島に流れてきた、ということらしいです。また、ペレはすでに子供を2人身ごもっており、その子供のうちの1人が、メネフネ(伝説の小人)、もう1人がフラの女神として有名なラカ、という、人気者勢ぞろいのような伝説もあるようです。

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