David L. Hanlon、University of Hawaii Press、ISBN
0-8248-1124-0、$32.95
STONE ALTAR(石の祭壇)とは、ミクロネシア連邦共和国の首都パリキールのあるポンペイ(Pohn-Pei)の英訳。
サブタイトルに「A History of the Island of
Pohnpei to 1890」とあるように、ドイツ・日本・アメリカなどの文化が流入する以前、古代の歴史から、主としてスペインとの確執を詳細に記述している。
第4章「God versus Gods」では、土着の信仰(Gods)に対してキリスト教(God)がどう影響を及ぼしていったかが描かれている。他の南太平洋諸国同様に、もともと外来の宗教に寛容な人々が、どういう気持ちで「文明化」を受け入れていったか、受け入れざるを得なかったか、など深く考えさせられる本。
また、「ポンペイ語」で出版されている書籍はほとんど無いにもかかわらず、この本の冒頭で、ポンペイ語の「綴り」と発音についての解説も付いているのが面白い。