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ハワイの神話と伝説〜神話伝説ライブラリー〜ハワイの歴史・社会

※下記の情報は購入当時のものですので、現在は変更されている可能性があります。ご注意ください。

ANCIENT HAWAII  Herb kawainui Kane, Kawainui Press, ISBN 0-943357-02-0, $12.50,1997 
全110ページ、フルカラーのとても美しい本。
古代ハワイの人々の習俗習慣、例えば、航海術、家の建て方、カパ布での織物の作り方、漁法などなど、どれも美しい挿し絵でとてもわかりやすく解説している。
また、ハワイ人の起源、ということについては、海流との関係を踏まえたTahitian Conquestとして説明している。
楽園考古学  篠遠喜彦/荒俣宏、平凡社ライブラリー、ISBN4-582-76316-2, \1300, 2000/1
ドクター・シノト、という名前でポリネシア全域で有名な、ビショップ博物館の篠遠喜彦博士に、荒俣宏氏がインタビュー形式で話を聞きながら編集した本。
篠遠博士は、ポリネシアの古代史を、「釣り針」を編年の基準にすることで解き明かす、という
画期的な手法の開発者。若い頃の苦労話なども多くて、結構「読ませる」本になっていると思う。
PETROGLYPHS OF HAWAII  Likeke R. McBride, Petroglyph Press, ISBN0-912180-49-8, 1998/07 rev.edt. 2nd print, $7.95
ディープなハワイ本で有名な?Petroglyph Pressの本。
主としてハワイ島で多く見つかるペトログリフについて、その起源、内容などを豊富な挿し絵と共にわかりやすく解説。大きな活字。全51ページでとても読みやすい。
CAPTAIN COOK AND THE SOUTH PACIFIC  Oliver Warner, A Horizon Caravel Book, $4.95, 1972
ハワイを「発見」したクック船長の物語。
出発の頃の、「幻の南方大陸」を求めるヨーロッパの情勢から始まって、ハワイのケアラクア湾で最期を遂げるまでの物語が、美しい絵と共に綴られている。最後の第3次航海の時に随行した、有名なJohn Webberの絵も多いが、それ以外にも、マオリの習俗、オタヘイティ(タヒチ)の習俗などを描いた絵も多い。が、内容的には、ひょっとしたら「小学校高学年向け」の本なのかも^^;
南方に死す  荒俣宏、集英社、ISBN4-08-748205-7, \505, 1994
博覧強記の?荒俣宏氏の面目躍如というか、ハワイだけでなく、バリ、タヒチ、フィジー、ジャワなど、南太平洋の文化習俗オンパレードといった本。全体としてちょっととりとめが無いでもないが、とにかく、知識が拡がることは請け合い。
SHOAL OF TIME
A HISTORY OF THE HAWAIIAN ISLANDS
 Gavan Daws, Univ of Hawaii Press, ISBN 0-8248--0324-8, (1974)

タイトル(時の浅瀬?)からはちょっと想像がつきにくいですが、1778年のクック来訪から、1959年のハワイ立州まで約180年の、たいへんきちんとした歴史書です。

ハワイ史というのは、いろんな文献の一部に簡単に述べられることは多いですが、ハワイ史としてこれだけきちんとまとめられた本は、結構貴重なのではないでしょうか?参考文献だけで600冊!あまりの本が記載されています。
ちなみに、SHOALとは浅瀬、という意味で、肩掛けのshawlではないです、念のため。
歴史小説 ハワイ  ジェームズ・A.ミッチナー著,成澤紀夫訳,日本図書刊行会:近代文芸社(発売),1997
ISBN:489039429X (上) ISBN:4890394303 (下)
ミッチナーの有名な大作、「歴史小説ハワイ」です。この本以外にも、昔、いくつかの翻訳が出ているようです。
古代のタヒチからの移住にはじまって、宣教師の時代、植民地化の時代、第2次世界大戦を経て現代に至るまでのハワイの歴史が「生き生きと」描写されています。小説、という体裁のため、固有名詞は全て架空のものですが、どう考えてもこれはドールのことだろう、とか、極めてリアルな描写になっています。上記の「SHOAL OF TIME」と併せて読むと面白いかもしれません。
HAWAII'S STORY BY HAWAII'S QUEEN  Liliuokalani, Tuttle, ISBN 0-8048-1066-4, $10.95, 1991(1964)
ハワイ王朝最後の女王、リリウオカラニによって書かれた本。HAWAII'S STORYとはなっているが、内容的には著者の子供時代からの思い出、ハワイ王国存続を願っての思いなどを、エッセイ風に綴った本。1893年、女王は強制的に幽閉され、ハワイ王国は終焉を迎えますが、この本は、幽閉された宮殿の中で執筆されたものです。

ハワイの国歌とでもいうべき「アロハ・オエ」を作詞したのもリリウオカラニですが、小さな国の熱烈な愛国者が、強大なアメリカ帝国主義に跪いてしまった悲しい物語です。
カラカウア王の ニッポン仰天旅行記  W.Armstrong、翻訳解説:荒俣宏、小学館、ISBN4-09-387116-7、1995/04初版、\2,800

随員アームストロングによって記録された、ハワイ国王カラカウアの世界一周旅行記。荒俣宏の解説と、豪華な資料・写真によって、実に豪華な歴史読み物に仕上がっています。
明治維新後、日本政府はじめての国賓となった外国元首は、実はハワイの国王であった、という事実をご存じでしたか?しかも、明治天皇との単独・極秘会見において、カラカウア王は、日本の山階宮定麿王と、ハワイ王家のカイウラニ王女の婚姻の提案まで行っていたのです。
ハワイ最後の君主となった悲劇の女王リリウオカラニは、カラカウア王の妹です。歴史に「もしも」は禁物、とはよく言われますが、もしもこの婚姻が成立していたら、と思うと、想像力がいくらでも膨らみますね。。

伝説のハワイ  佐藤秀明/駒沢敏器、東京書籍、ISBN4-487-75375-9、\3200、1994/11
一見、よくあるハワイの写真集かな?と思いますが、さにあらず、極めて深い問題を追求している本です。(もちろん、写真集としても楽しめますが)。
聖なる踊り「フラ」、アロハを捧げる場所、幻のルアウなど、いくつかの伝統的テーマを横糸に、そして「100%純血のハワイアンに会いに行く」というテーマを縦糸にして編み上げた写真集とでもいうべきものです。

ハワイの写真家として有名な佐藤秀明氏と、別項でもご紹介した、ハワイ音楽に造詣の深い駒沢敏器氏の絶妙のコンビネーションになっています。
ハワイ・さまよえる楽園  中嶋弓子、東京書籍、ISBN4-487-75396-1、1998/03初版2刷、\2,718
帯のコピーから:「南海の楽園の誕生から現在までを克明に描いた初の通史」。
上記の「SHOAL OF TIME」との違いで述べれば、この本のjほうが、「現代」に、より重点を置いている。ハワイ王朝終焉までの物語は比較的あっさりと流れていき、第2次世界大戦後の多民族社会、ハワイアン・ルネッサンスなど社会問題に深く切り込んでいる。
イメージの楽園 山中速人、ちくまライブラリー、ISBN4-480-05174-0、1992/05初版、\1,400

これまた、クックの第3次航海から、現在にいたるまでのハワイ通史を簡潔にまとめた本。話の1つの軸として、「いかにして観光地ハワイ」が醸成されていったか、というテーマがあり、ドールの共和国時代に改正?された法律によってワイキキの開発が始まり、また、最近の米軍収入減少の代替策として、大衆化されたハワイを日本はじめ各国に宣伝するようになった背景など、非常に興味深く読める本。

ハワイ 山中速人、岩波新書、ISBN4-00-430291-9, \700, 1999(1993)
上記「イメージの楽園」と同じ、山中速人氏の著書。
主として民族問題にテーマを絞り、複合文化社会の長所・短所についてわかりやすく解説している。また、視点のつに「ハワイにおける日本人のありかた」とでもいうべきものがあり、明示的に書かれているわけではないが、「ニッポン人観光客」に対して、かなり醒めた視線があるような気がする。
ホノルルからの手紙 ハロラン芙美子、中公新書、ISBN4-12-101228-3, \738, 1995
アラモアナ裁判、客家(はっか)の系譜、「作家達の南太平洋」など、いくつものエピソードを紹介しながら、社会的な問題を掘り下げている。全体に、ちょっと、とりとめがないカンジはするが、知識が拡がるのは間違いない、という意味で、神話伝説のコーナーでとりあげた荒俣宏氏の本と(テーマは全く違うが)共通する印象がある。
ハワイの歴史と文化  矢口祐人、中公新書1644、ISBN4-12-101644-0 2002.6, \840
山中速人著「イメージの楽園」と並んで、ハワイの歴史と文化、表舞台と楽屋裏について包括的にまとめられている本。著者自身の主観が結構顔を出す点が、好き嫌い分かれるところかもしれない。
HISTORICAL HAWAII
(2001 Calendar)
(番外編)
ハワイのカレンダーにはいろいろと凝ったものが多いがこれもその1つで、火山島の誕生から、タヒチアンの移住、ハワイ王朝の栄枯盛衰から移民の時代、ダミアン神父、最後はパール・ハーバー、と、かなりアメリカに都合の良いストーリーではあるものの、膨大な写真を掲載している。
ハワイの歴史に興味がある人ならば、思わず買ってしまいそうなグッズかも。