ライエイカワイ~黄昏

悲しみに暮れるライエイカワイ。しかも浮気相手は自分の妹です。 マプアナがカオノヒの代わりに天に呼ばれ、2人は親交を深めますが悲しみは晴れません。 生活そのものは楽しく美しいもので、マプアナもしょっちゅう訪ねて来てくれますが、 気持ちはひとりぼっちです。

ある日、考えあぐねたイカワイは、妹のロヘロヘをここに呼んでもらえないだろうかと 義理の両親に相談します。しかし、老人がこたえていうには、「可哀想だが、彼女も カオノヒの罪のせいで天上に来ることはできない。しかし、どうしてもロヘロヘと 暮らしたいということであれば、あなたが地上に戻ることはできる。地上は、こことは 違って、辛いことや苦しいことに満ちているが、それでも戻るかね?」

こくんとうなずくイカワイ。地上に戻してもらい、名前もカ・ワヒネ・カリウラという、 「黄昏の時を支配する女」という意味の名前に変え、その後ずっと、ロヘロヘと2人で 穏やかな生活を送ったということです。


ライエイカワイとライエロヘロヘ by Ipo Dawson Nihipali

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