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ヒイアカの悲劇

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FXを楽しむための小ネタ集
ヒイアカの悲劇~モオ退治のはじまり

さて、プナの村を出発したヒイアカ、村を出てしばらくいったところで、彼女の耳に精霊から 知らせが届きます。なんと肝心のロヒアウが死んでしまったというではありませんか。 ヒイアカは狼狽し、精霊をペレのところに遣って、今後どうすればいいのか尋ねさせました。

ペレからはすぐに返事が届きます。「死んだくらいがなんなのよ。天の神を連れて来い というわけでもあるまいし。つべこべいわずにロヒアウを連れてきなさい。」とにべもありません。

ヒイアカはしかたなく旅を続けてしばらく歩いていたところ、突然、ひとりの少女が現れ、 いきなりヒイアカの前にひれ伏しました。いったい何事かと尋ねると、彼女の名前はワヒネオマオ といい、日頃から女神ペレを崇拝している。まさかこんなところでペレ様と出くわすとは 思わなかったとのこと。どうやらヒイアカをペレと勘違いしている様子です。

ヒイアカは彼女を優しく抱き起こすと、人違いであることを説明し、ペレの住まいを教えて やりました。ワヒネオマオは感謝して去っていき、ほどなくペレに会うことができましたが、 ペレから直々に、「あなたもヒイアカと一緒にロヒアウを迎えに行きなさい」と言われて、 大急ぎで道を引き返してきました。

連れが増えたヒイアカも大喜び。2人はほぼ同年輩で話も合います。精霊のパウオパラエも 交えて3人がしばらく歩いていくと、賑やかにうたげの準備をしている家の近くにさしかかり ました。家の人たちは道行くヒイアカたちを気安く宴会に誘います。ちょうどお腹も減って きていた3人は感謝して食事を分けてもらい、楽しいひとときをすごしました。

この家にはパプレフという少女が住んでいました。彼女は、いわばお金持ちのお嬢様といった おもむきで、何不自由ない暮らしをしていたせいか、妙に冒険にあこがれています。 ヒイアカ達の旅の目的をきいたパプレフは是非、自分も連れて行ってくれるようせがみます。

結局同行4人となった一行ですが、何しろ美少女ばかりの4人組なのでとにかく目立ちます。 彼女らがハエナの海岸を通りかかったときのことです。彼女達を目にした地元の漁師たちが 馴れ馴れしく話しかけてきました。おまけに、取れたばかりの魚もたくさんプレゼントして くれます。彼らの下心は見え見えでしたが、ヒイアカは丁重にお礼を言って魚を受け取りました。 と、いきなり、漁師の1人が「俺の家に来いよ」とヒイアカの手を引っ張り、無理やり 家に連れて入って彼女を抱きすくめたのです。

ところが。彼女の反応が無いのを変だと思った漁師が自分の腕の中を見てみると。 なんと彼が抱いていたのは大きな石だったのでした。 本物のヒイアカたちは、そのすきにさっさと逃げ出してしまいました。

おいしい魚も手に入れたヒイアカたちは、まずはペレに魚を捧げようとチャントの準備を はじめましたが、なんと、パプレフはもう魚にかじりついているではありませんか。 これは、女神ペレに対する冒涜になってしまいます。ヒイアカは厳しく注意しましたが、 今後の行く末に一抹の不安を感じざるを得ませんでした。

■■

やがて一行はヒロの村にさしかかりました。ここから先は、山側の遠回りで安全な道を行くか、 パナエワという名のモオの怪物が出るといわれる近道を行くかの分かれ道です。 これまでずいぶん寄り道をしてしまったヒイアカたちは、迷わず近道を選びました。

しばらく行くと、彼女達の頭上で2羽の小鳥がさえずりはじめました。実はこの小鳥達は パナエワの家来で、近道に入ってきた人間達を監視してパナエワに伝える役目を つとめていたのです。2匹からの報告で、久しぶりのご馳走にありつけると喜ぶパナエワ。 いきなり一行の前にその恐ろしい姿を現します。

しかしそんなことでひるむようなヒイアカではありません。戦いのチャントを唱えると、 雷や稲妻を呼び寄せてパナエワを攻撃します。ただ、パナエワもその程度でやられたりはしません。 パナエワからの呼びかけで、続々とモオの援軍がかけつけ、一行を包囲。ヒイアカは 攻撃の切り札でもある魔法のスカートで次々と敵を倒していきますが、なにしろ圧倒的な 数の差。じりじりと追い詰められていき、そこにさらにモオの援軍が襲い掛かってきて 絶体絶命となったまさにそのとき。

ワイルク川から、おびただしい数の凶暴なサメが飛び出してきて、モオに襲い掛かります。 そう、ヒイアカやペレの兄、鮫の神カモホアリイが助けに来てくれたのです。 ヒイアカたちは一気に形勢逆転。見事に首領パナエワも倒してしまいました。

ところが喜びも束の間、ふと振り返ると、あまりの恐ろしい戦いに、パプレフはショック死 してしまっていたのです。ヒイアカの悪い予感が的中してしまったのでした。 しかしとにかくこのおかげで、ヒロの人々は安心して近道を使って行き来できるようになったのです。

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